道は開ける D・カーネギー
「道は開ける」 D・カーネギー
はるか昔に「道は開ける」を読んだときにメモをした紙が見つかったので、とりあえず、ここに転記しておく。(メモが途中までしかない。。。)
要約でもレビューでもなく、ただの本文の抜粋。抜粋を読んだだけでも十分に考えさせられる。。
※最近は、こういったマンガ版の方が読みやすくていいのかもしれない。
本書から最大の成果を得るための九カ条
①悩みを克服するための原則を身につけようという強固な意志を育てること。
②次に章を移る前に、各省を2回ずつ読むこと。
③時には読むことを中断して、それぞれの提言を自分で応用するには同ればいいか自 問すること。
④重要なアイディアには線を引くこと。
⑤毎月本書を読み返すこと。
⑥あらゆる機会に本書の原則を実践すること。本書を日常的な難問を解決するための座右の手引きとして利用しよう。
⑦楽しいゲームとして学ぶために、皆さんが本書の原則に違反した場合には、それを見つけた人に罰金を払うこと。
⑧毎週、経過を振り返ってみること。どんな失策を犯したか、どんな工夫をし、将来のためにどんな教訓を得たか自問すること。
⑨本書の背表紙にあなたがさまざまな原則をどのようにどんな時に実践したか記録した日記をつけておくこと。
第一部 悩みに関する基本事項
夜明けへのあいさつ
今日という日に目を向けよう!
これこそ生命、生命の中の生命なのだ。
その短い行程の中には
君の存在の心理と現実とがすべてふくまれる。
生まれ育つ喜び
行動の栄光
美の輝き
昨日は夢に過ぎず
明日は予感でしかない
精一杯生きた今日は
すべての昨日を幸せな思い出に変え
すべての明日を希望の見取り図にする。
だから目を開こう、今日に向かって!
夜明けへのあいさつはこれだ。
過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の区切りで生きよう。
①私は未来に不安を感じたり、「水平線のかなたにある魔法のバラ園」を憧れたりして、ともすると現在の生活から逃避していないだろうか?
②私は過去の出来事-すでに決着がついた事柄-を後悔するあまり、現在をも傷つけ手はいないだろうか。
③朝起きるとき「今日をつかまえよう」-この二十四時間を最大限に活用しよう-と心に誓っているだろいうか。
④「今日一日の区切りで生きる」ことによって、人生をもっと豊かにできるだろうか?
⑤以上ことをいつから始めるべきか?来週から?・・・明日から?・・・・それとも今日からか?
悩みを解決する魔術的公式
①「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること。
②やむを得ない場合は、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
③それから落ち着いて最悪な状態を好転させるように努力すること。
悩みがもたらす副作用
リラックスと娯楽
緊張を緩め、英気を蘇らせるものは、
健全な宗教、睡眠、音楽、笑いである。
神を信頼せよ。よく眠れ。
良い音楽を愛せよ。人生のおどけた面に目を向けよ。
そうすれば、健康と幸福が得られる。
悩みが健康という名の法外な代償を払っていることを肝に銘じること。
「悩みに対する戦略を知らないものは若死にする」
第二部 悩みを分析する基礎技術
第一問 私は何を悩んでいるか?
第二問 それに対して私は何ができるか?
第三問 私はどういうことを実行しようとしているか?
第四問 私はそれをいつから実行しようとしているか?
まとめ
①事実の把握。「この世の悩みの大半は、判断の基礎となる知識が十分でないのに、あえて判断を下そうとすることから生じる」
②すべての事実を慎重に比較検討してから決断せよ。
③慎重に決断したら、行動に移すこと。決断に基づいて、ひたすら行動しよう。そして結果についての心配は一切無用だ。
④なにかの問題で悩みそうな場合には、次の問いと答えを書き出して見ること。
a.問題点はなにか?
b.問題の原因はなにか?
c.幾通りの解決策があって、それらはどんなものか?
d.望ましい解決策はどれか?
第三部 悩みの習慣を早期に断とう
いざ立ち向かわん 夜に、嵐に、ひもじさに
嘲笑、災厄、妨害に
樹木や動物たちのごとく
すべてこの世の病には
治す手立てがあるか、なし
手立てがあるなら見つけよう
手立てがないなら忘れよう
神よ我に平静を与え給え
変え得ざるもの受容するために。
変えうるものを変える勇気と
その相違を悟るための知恵とを。
「賢い人達は座ったまま損失を嘆いたりはしない。元気よくその損害を償う方策を探すのだ」
まとめ
①多忙な毎日にいよって悩みを追い出そう。活発に飛び回ることこそ「クヨクヨ病」に対する最良の治療である。
②ささなことで大騒ぎしないこと。人生のくだらないことのために自分の幸福を台無しにするな。
③平均値の法則を利用して悩みを解消しよう。「いったいこの問題の生じる可能性はどの程度だろう」と自問してみること。
④避けられない運命には調子を合わせよう。あなたの力ではもはや自体を変えられないと悟ったら、「斯くの如し、かくあらざるを得ず」と自分に言い聞かせること。
⑤悩みに対して「ストップ・ロス・オーダー」という歯止めを用いよう。一つの問題に対してどの程度まで気にかけるべきかを決めて、その限度を超えたら忘れてしまうこと。
⑥過去は墓場へと葬ろう。おかくずをまこうとするな。
第四部 平和と幸福をもたらす精神状態を養う7つの方法
今日だけは。
①今日だけは幸福でいよう。リンカーンは「大抵の人々は、自身で決心した程度だけ幸福になれる」と言った。が全く至言である。幸福は内部から生じる。外部の事柄ではない。
②今日だけは、自分自身をその場の状況に順応させて、自分の欲望のためにすべてを順応させることを控えよう。自分の家族も仕事も運も、あるがままに受け入れて、自分をそれに合わせよう。
③今日だけは体に気をつけよう。運動をし、体を大切にし、栄養を取ろう。肉体を酷使したり、軽視することは慎もう。そうすれば、身体はいのままに動く完全な機械になるだろう。
④今日だけは、自分の精神を鍛えよう。何か有益なことを学び取ろう。精神的な無精者にはなるまい。努力と思考と集中力を必要とするものを読もう。
⑤今日だけは、魂の訓練のために3つのことをしよう。誰かに親切を施し、気づかれないようにしよう。修養のために少なくとも2つ自分のしたくないことをしよう。
⑥今日だけは愛想よくしよう。できる限り晴れやかな顔をし、穏やかな口調で話、霊意義正しく振る舞い、惜しげなく人を褒めよう。他人の批判やアラ探しを慎み、他人を規則で縛ったり、戒めたりすることはやめよう。
⑦今日だけは、今日一日だけを生き抜くことにして、人生のあらゆる問題に同時に取り組むことはやめよう。一生の間続けるとしたら、嫌気の指すような問題でも12時間だけなら我慢できる。
⑧今日だけは、一日の計画を立てよう。処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。予定通りには行かないかもしれないが、ともかくやってみよう。そうすれば2つの悪弊-稚拙と優柔不断-と縁が切れるかもしれない。
⑨今日だけは、たった一人で静かにくつろぐ時間を30分だけ生み出そう。この時間にを使って、時には神について考えて見よう。人生に対する正しい認識が得られるかもしれない。
⑩今日だけは、恐れないようにしよう。とくに幸福なることを恐れたり、美しい藻を楽しむことを恐れたり、愛することを恐れたり、私の愛する人が私を愛していると信じることを恐れないようにしよう。